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モンキー桜

20代 お金×働き方の漫画ブログ

証券会社の営業は無くなる仕事?人工知能・AI投資の普及による証券業の影響

就職活動 オピニオン テクノロジー 証券会社のリアル 野村證券

証券営業は無くなる仕事?

 

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元野村證券の営業をしていたきはるです。
 
近頃、野村證券に関心のある学生から以下の様なことを聞かれます。
 
「人工知能やAI投資の普及によって、証券会社の営業が無くなる可能性はありますか?」
 
AI投資とは、AI(人工知能)を活用した投資サービスの総称。最近メディアでもよく見る言葉です。
テクノロジーの発展は私たちの生活を便利にしますが、その裏側で私たちの仕事を奪うことがあります。
 
私は質問に対して「営業マンの数は減っていき、仕事のできない営業マンは人員整理の対象になっていきます」と答えています。

  

証券会社の営業マンが減る理由

これは世界最大規模の投資銀行であるゴールドマン・サックスについての記事。
2000年、ゴールドマン・サックスの本社には600人のトレーダーがいました。しかし、2017年現在、その人数は2人になるほど人員削減したそうです。
そして、人工知能のシステム作るコンピュータエンジニアに200人が新たに配置されたとか。
 
「投資判断は人間より人工知能がした方が合理的」という思い切った人員整理です!
 
もし、人工知能に高度な投資判断ができるようになれば、個人の投資家もAI投資を使うようになるでしょう。そうしたら、日本の証券会社にもゴールドマンサックスのような人員整理が起こるかもしれません!
 
理由はシンプルで、営業店よりAI投資の方が魅力的だからです。
 
AI投資は安い手数料で合理的な投資判断をすることができます。
近い将来、営業店をわざわざ使う投資家は減っていき、営業マンの人数も減っていくと考えられます。
 
  

AI投資は手数料が安い

 
営業店の証券会社は、株式売買にかかる手数料がとても高いです。
 
一般的な営業店で100万円の国内株式を買うと5000円~1万円ほどの手数料がかかります。それに対して、ネット証券の手数料は数百円です。
 
この金額の違いは、お客様への「資産運用のコンサルティング」に対する手数料。
ネット証券が登場しても営業店の人気が保たれているのは、お客様が営業店の証券会社を「株屋さん」ではなくて「コンサルタント」として付き合っているからです。
  
しかし、資産運用のコンサルティングをしてくれるAI投資が登場すればどうなるでしょうか?
 
人件費がほぼ掛からないAI投資は、手数料を安く利用できるでしょう。
そうなると証券会社の営業店を使うお客様の人数は減っていくのではないでしょうか。
 
 

人工知能による合理的な資産運用

 
 近年、IT技術が金融に波及して、人工知能が資産運用のサポートをしてくれるようになりました。 
ロボアドバイザーと呼ばれるものなど出てきてますが、まだ「人工知能によるコンサルティング」と言えるほど高度なAI投資は無いですね。今後の発展は大いに期待できます。
 
そして、人工知能による投資判断の質が高まると、いよいよ人間よりも優れた投資判断ができるようになるでしょう。
 
営業マンは人間なので、情報処理能力においてコンピュータには適いません。
 
相場の見通しを立てるために過去のデータを分析したり、数多くある商品からベストな投資先を考えたり・・。人工知能の方が素早く合理的な提案ができます
 
なので、営業マンも人工知能を活用しながら営業するようになるかもしれませんね。 
ただ、営業マンの中には、お客様の利益より自分のノルマを優先した提案をする人がいます。
そのような営業マンに資産を預けるなら、全てをロボットに任せた方が絶対にマシです。
 
コンサルティングができない営業マンの価値は無くなります。
ロボットにも負けない付加価値を持った営業マンにならなければ、ロボットに仕事を取られてしまいそうです。
 
 

お客様が営業店離れする

 
また、人口知能による脅威というわけではないですが、証券会社の営業店を利用する投資家の割合は今後少なくなると予想します。
 
現在、証券会社の営業店を利用するお客様の年齢は70歳前後が多くを占めています。団塊の世代や、その近辺の年齢層。中には、インターネットが苦手で営業店を使っている人も多いです。
 
そのお客様達も、10~20年もすればかなりの高齢です。
金融業界は、高齢者に投資提案をするのに対するコンプライアンスが年々厳しくなっています。要は、メインの顧客層がアクティブにお金を動かせなくなる時代が将来やってくるわけです。
 
そして、証券会社の営業店としては、これから退職を迎える今の50~60歳の顧客層をお客様にしたいところ。しかし、その世代はインターネットを扱える人が大半で、テクノロジーの変化に柔軟な人が多いです。
 
昔に比べて「資産運用=証券会社の営業店」と思っている人は少ないはず。
 
新しく投資をスタートする人は、ネット証券で自己判断で運用したり、AI投資に運用を任せたり、銀行で投資信託を買ったりと、お金を預ける場所は証券会社の営業店以外にも分散していくと思います。
   
 

野村證券には人員削減フラグあり!?

 
以上の理由から、近い将来 営業職の人数は減っていくと思っております。
 
以前ブログでも取り上げましたが、『巨艦・野村HDが「喫水線プロジェクト」始動、さらなるコスト削減へ - Bloomberg』というブルームバーグの記事で野村證券の社長がこのように言っておりました。
 2020年までに具体的なコスト削減の数値目標を策定する考えを明らかにした。人員削減や配置転換に結び付く可能性もある。
 
「人員削減や配置転換に結び付く可能性もある」とのこと。フラグにしか思えないのだが^^;
 
野村證券に限らず、成績の良くない営業マンは人員整理の対象にされるかもしれません。コールセンター部署に飛ばされたり、最悪リストラもありえます。
 
 

ロボットに負けない価値のある営業を

 
もちろん証券会社から営業の仕事が無くなることはありません!
 
営業マンにしかできない仕事はたくさんあります。
 
飛び込みの新規開拓で、資産運用に全く興味が無い人に必要性を教えてあげること。
お客様自身では気づけないお金の悩みを明確にしてあげること。
運用で損失があったときの心のケアなどなど・・。
 
営業マンにしか難しい、人工知能には生み出せない価値ですね。
 
 
これから人工知能と戦うためには、自身のノルマを優先するような非合理なコンサルティングをしないこと。そして、営業マンとしての付加価値をつけること。
 
ベタですが「お客様第一」という心構えが大切になってくるでしょう。
 

おわりに

人工知能やロボットの勢いはすさまじいですね!

完璧なコンサルティングをしてくれるAI投資がでるまでには数年かかりそうですが、面白いサービスはよく見られるようになりました。

 

最近はロボアドバイザーのウェルスナビの広告を、SNSなど色々なところで目にします。イケダハヤトさんも使っているとブログで言ってましたね。

 

▼ウェルスナビの特徴▼

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今話題のロボアドバイザーで資産運用「WealthNavi」

 

正直ウェルスナビも、高度な人工知能を使った「資産運用のコンサルティング」と言うほどではなさそうですね(笑)

でも長期投資のサービスとしては本当に素晴らしいと思います!

 

今後も、ウェルスナビのように様々なロボアドバイザーが営業店の証券会社を脅かしてきそうです。証券会社の営業マンはテクノロジーの発展に負けないようにしたいところ。

 

以前、ブログで取り上げましたが、

「証券営業の仕事は市場価値ないよ?」

とのように思う人もいます。

www.wakamono-lifeplan.com

 

辞めたとはいえ、私も気分良くはありません・・^^;

幸せなキャリアに向けて頑張っていきましょう。

 

ではでは